謹んで新年のご挨拶を申し上げます

　明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。

　昨年を振返りますと、一昨年に続き、世界は新型コロナウイルスに振り回される一年となりました。新たな変異株の発生等により感染拡大を抑えることができず、現在も厳しい状況が続いております。政治面では、バイデン米政権が発足し国際政治の安定化を期待しましたが、逆に、アフガンでのタリバン政権復権、ミャンマーでの軍事クーデター発生、香港の民主派弾圧等、国際的には政情が不安定な一年であったような気がします。

　このような中、我が国においては「東京五輪・パラリンピック」が開催され、無観客ではありましたが、日本選手の活躍が国民に勇気と希望、更に感動を与えました。特に、空手形で喜友名諒選手が県勢初の金メダルを獲得したことは、空手発祥の地である沖縄県の誇りとなり、県民に大きな感動を与えました。

又、ゴルフの松山選手のマスターズ優勝、米大リーグの大谷選手のMVP受賞は、コロナで疲弊した国民の心を奮い立たせ、子供たちに夢を与えたことは、改めてスポーツの素晴らしさを認識した一年でもありました。


　さて、当組合は昨年６月に、組合創立５０周年を迎えることが出来ました。これも偏に、今日まで当組合の商品をご愛顧頂きました消費者の皆様、又、日頃よりご協力を頂いております取引関係者の皆様のご支援の賜物であり、衷心より感謝を申し上げます。これからも、「新鮮で安全な輸入青果物を安定供給し消費者の食卓を彩る」ことの基本理念を変えることなく、次の５０年を目標に事業を展開して参る所存であります。引き続きご支援ご愛顧を賜りますことをお願い申し上げます。


　結びに、コロナの早めの終息を願うとともに、新年が皆様にとりましてご多幸の年となりますよう心から祈念申し上げ、年頭のあいさつと致します。

令和４年　元旦
那覇青果物卸商事業協同組合　理事長　名嘉重則